暮らし発見イベント
イベントレポート
2023.06.01
【レポート】\金沢文庫のまちにであう、あじわう1日!/ まちあるきツアー&よりみちスペース
よりみちガーデン
京急電鉄の分譲マンション「プライム金沢文庫」のマンションギャラリー、そして金沢文庫のコミュニティ広場として親しまれている「よりみちガーデン」。
そんな「よりみちガーデン」が、12月5日にリニューアルオープン!まちの人たちの「やってみたい!」を後押しするような、シェアキッチンの機能を備えたまちの拠点として生まれ変わり、コミュニティマネージャーを中心に日々さまざまなイベントが行われています。
そんな「よりみちガーデン」を拠点に、プライム金沢文庫に入居される方や地域の方が、金沢文庫のことをもっと知るきっかけとなるようなイベント「\金沢文庫のまちにであう、あじわう1日!/まちあるきツアー&よりみちスペース」が4月29日に開催されました。その模様をレポートします。
金沢文庫をあるく
今回の目玉となるのが金沢文庫のまちあるき! 金沢文庫が大好きなスタッフとともに、まちを歩きながら、新たな魅力を発見していきます。
受付時間になると、ぞくぞくと参加者の方が!
まちあるきツアーだけではなく、よりみちガーデン内にはキッズスペースがあったり、室内のキッチンスペースでコーヒーを販売していたりと、多くの人が楽しめるようになっています。
通りがかりにふらりとよりみちする。まさに「よりみちガーデン」の名前にふさわしい空間です。
参加者のみなさんが集まったところでまずはアイスブレイク!
お名前とまちの好きな場所、趣味などをお話いただきました。おひとりでの参加だけでなく、家族揃っての参加も。
はじめまして同士なのでまだみなさん少し緊張の色も見えますが、このあとはまちを歩きながら、ゆったりとコミュニケーションを取れる時間になります。
ということで、早速、まちあるきスタートです。
スタッフに「いってらっしゃーい!」と見送られて、よりみちガーデンを出発。小さなお子さんもいらっしゃるので、急がず、のんびりと。天気も良いので、心地よい気候を楽しみながら歩いていきます。
もちろん、普段からまちを歩くことはありますが、このような形で「まちあるき」をすることは中々ない、とみなさん。スタッフからまちのスポットを紹介されるたびに「へぇー!」という声があがります。
まず訪れたのは、駄菓子屋さん。
街中に溶け込むように存在しているお店に「こんなところにあるんだ!」と驚きの声が上がります。
駄菓子屋さんに行くと、お子さんだけでなく、大人も楽しい気持ちに。
「懐かしい!」「これ、今でもあるんだ〜!」と言いながらみなさんしばしお買い物タイム。
駄菓子を食べながら散策も楽しいですよね!
スタッフが気になっているお店もご紹介すると、「ずっと、何のお店なのかな、と思っていたんです」という声が。ちなみにこちらは爬虫類ショップなのだそう。
そしてこちらはよりみちガーデンのコミュニティマネージャー・八木佐知子さんが経営するひのき酵素風呂のお店です。自分の身近な場所で活動している方のお店なのだと分かると、より愛着も湧きそうですよね。
今度は駅の方向へと向かって歩いていきます。
駅前でもイベントが行われていました。ハンドメイドの商品がズラリ! ポストカードを購入されている参加者の方もいらっしゃいました。
そして、最後に訪れたのは双実堂コーヒーさん。これまでも、よりみちガーデンのイベントに出店してくださっています。
コーヒー豆について教えていただきつつ、実際にコーヒーを試飲させてもらったり、コーヒー豆のにおいもクンクン。お子さんも、おそるおそるといった様子でコーヒー豆を手にとっていました。いい匂いがしたかな?
約1時間のまちあるきを終えて、再びよりみちガーデンへと戻ります。
このあとはお待ちかねのランチタイム! ここからはコミュニティマネージャーの岩永慎也さん、同じくコミュニティマネージャーで子育てサークル金沢区ママ代表の上野さやかさんも一緒に。
子育ての悩みを相談してみたり、金沢文庫のおすすめスポットをシェアしたり、お話し弾んでいました。
最後に参加されたみなさんに感想を聞いてみました。
おひとりで参加してくださった方は「まったりできてよかったです。普段は仕事があって昼間に太陽が出ているときに歩くことがないので、久しぶりでしたね。よりみちガーデンで、昼間にどういうイベントをやっているかも知らなかったのですが、より興味が湧いてきました」と話してくださいました。
その他にも、「結構この辺りを歩いているんですけど、知らない場所ばかりでした。これなんだろう? と思っていたものを紹介していただけたのがすごくおもしろかったです。いろんな情報を得ることができたのもよかったですね。今後も、まちあるきイベントは開催してもらいたいです」という声や、
「参加してすごくよかったです。まちあるきも楽しかったんですけど、ほかの参加者の方と話せたのが一番の収穫ですね。引っ越してきてばかりなので、なかなか近所の人とも交流がなかったので。このあいだ、よりみちガーデンを通りかかったときに、お菓子を売っているのを見かけて購入したんですけど、それも楽しかったですね。食べ物系イベントがあったり、ここでランチができたりするのも楽しいかも」という感想も。
まちあるきだけではなく、よりみちガーデンへの期待もますます広がったようです。
コミュニティマネージャーが考えるよりみちガーデンのこれから
今回はまちあるきイベント以外にもさまざまな催しがありました。
ひとつはコミュニティマネージャーの上野さん、岩永さんによる「おきがる子育て相談ブース」。子育てだけではなく、金沢文庫で暮らすおふたりにさまざまな相談をすることができます。
また、おふたりがコミュニティマネージャーに就任されてから数カ月が経ちましたが、ここまでの手ごたえについても聞いてみました。
コミュニティマネージャーになる際に明確にやりたいビジョンがあった上野さん。よりみちガーデンの目の前にある保健所で行われる乳幼児検診で訪れるママさんたちの交流の場を作りたい、ということ。
「これまで同じ月齢の子どもを持つママたちが集まっているのに、コミュニケーションを取る機会がなかったんですよね。検診に来て、先生と話しておしまい。
せっかくのチャンスなのにもったいないと思って、乳幼児健診が行われる日、受付と終了時間を問い合わせて、その時間帯に合わせてよりみちガーデンで交流できる機会を設けました。
子育て中って本当に孤独。特に、引っ越してきてすぐは、誰かに声をかけられるだけでも泣いちゃいそうになるぐらい嬉しいんですよね。私自身も、子どもを生んだ時に孤立を感じてしまったから自分でサークルを立ち上げたというのもあるんですけど。行政ではない人でちょっと相談できる人という立ち位置になれればと思います」
すでに、よりみちガーデンで多くのママさんとの交流が持てているという上野さん。今後の展望は。
「3月に、ほかのコミュニティマネージャーと一緒に子育てに特化したイベントを開催、大成功だったのでまたやりたいですね。あとは平日にもう少しフラットによりみちガーデンを利用できる空間を作ってみたいな、と思っています」
ご自身も金沢文庫に引っ越して約1年が経つ岩永さん。この日のまちあるきにも参加されていました。
「ぐるっと一周して、あの店はあの人と行ったな、ここで飲み会をしたあとに二次会でよく行く店がここにあるな、とか。あそこは子どもが座れる場所があるからいいんだよなとか。引っ越し直後と比べると、顔の見える街になってるなっていう実感があったので、歩いてて楽しかったですね」
そして少しずつ、「よりみちガーデンのコミュニティマネージャー」としてまちの人たちとの交流も深まりつつあるのだそう。今後やってみたいことについてもいろいろとアイディアは膨らんでいるといいます。
「まちづくりサークルのようなものを立ち上げようか、という話を友達としています。あとはマルシェですよね。よりみちガーデン主催のマルシェも定期的にやってもいいのかな、と思っていて。開催するとしたら、出店者さんも集めなければならないので、その繋がりをもう少し自分から作っていければ。マルシェをはじめてやるという人が、初出店する場として使えるようにしていきたいな、と思います」
ご自身もカフェをやってみたいという野望があるという岩永さん。そんな岩永さんが企画運営するマルシェの開催も近いかもしれません。
新たなあそび場を
いつも素敵な遊び場を提供してくださる横浜市立大学鈴木ゼミのみなさん。
今回は人工芝を用いたパターゴルフを。さらに、文庫〜八景間のまちをジオラマのようにして設置し、それをゴルフコースとして利用しています。まちあるきで訪れたお店もピックアップされています。
お子さんには、ゴルフよりもジオラマが大人気だったのだそう。
「家族連れの方が多いので、大人の方にも一緒にやっていただければ、と思って。スポーツイベントは、私たちが楽しそうだから、という理由でやりたいねという話はずっとしていたんです。最終的にはみんなでアイディアを出し合って、その中からピックアップしました。もともと、ジオラマとパターゴルフは別のアイディアとして出ていたんですけど、合わせたらおもしろいんじゃない?って。作っていて楽しかったです」
今後もよりみちガーデンでのイベントには参加していく予定です。
「スポーツイベントを続けていくかどうかはまだ分からないんですけど、今回は盛況で、またやってください、という声もいただいたので、今回のものを再利用しつつ、ジオラマにする場所を変えてやってみたいですね」
どのようなジオラマが登場するのか、楽しみです!
今後も、様々なイベントが開催予定のよりみちガーデン。
金沢文庫の人たちの手によって、ますます素敵な場になっていきそうです。